サイエンス&テクノロジー

Cytori Therapeutics, Inc.は、クリニカルグレードの脂肪組織由再生細胞(ADRCs)を使用できる環境を提供すること目指しています。間質(前駆)細胞と呼ばれることもあるADRCsは、脂肪組織内に存在する異種または混合細胞集団です。この細胞集団には、体性幹細胞、内皮前駆細胞、白血球、内皮細胞および血管平滑筋細胞が含まれています。

体性幹細胞を含む再生細胞は、瘢痕組織や損傷組織の治癒を促進すると考えられています。その明確なメカニズムを研究していく中で、この異種細胞集団が、細胞から細胞へシグナルを送ることによりおかれた環境に影響を与え、免疫調整および他の細胞型への分化に作用していると考えられています。ADRCsを用いた様々な病状(循環器系疾患、軟部組織損傷、創傷治癒およびその他諸々)の治療は、世界中の幾多の臨床および前臨床研究で評価されつつあります。

ADRCsは他のソースから得られる幹細胞を含む再生細胞と比べ利点が多く、使用するうえでとても有望です。

ADRCs中の幹細胞を含む前駆細胞は通常、全量の5%未満1ですが、骨髄などの組織に比べると2,500倍の量になります(骨髄では0.002%)2。ADRCsは脂肪組織に潤沢に含まれており、脂肪組織は脂肪吸引により低侵襲かつ大量に採取できるため、細胞の培養の必要がありません。

参考文献:


1. Fraser, J.K., et al., Fat tissue: an underappreciated source of stem cells for biotechnology. Trends Biotechnol, 2006.

2. D'Ippolito, G., et al., Age-related osteogenic potential of mesenchymal stromal stem cells from human vertebral bone marrow. J Bone Miner Res, 1999. 14(7): p. 1115-22.
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脂肪組織由来幹細胞を含む再生細胞は、その働きの複数のメカニズムを通して恩恵を供与します。


From the circle at the top(blue one) in clockwise order:
  • 創傷治療
  • 分化
  • パラクリン作用
  • 免疫調節
  • 細胞死の予防
  • 血液供給